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ビデオカード選択のポイント

ビデオカードは画像を表示するのに必要なパーツです。ビデオカードは種類が多く、
選択のポイントがいくつもあるので、一つずつ考えていきましょう。

まずは、オンボードかビデオカードかの問題です。

Vistaではウィンドの描画などをグラフィックチップで処理しているため、チップに掛かる負担が大きいのですが、
G31クラス以上であれば何の問題もありません。

また、XPではウィンドの描画などはグラフィックチップではなくてCPUが担当していますので、ビデオカードよりも
CPUにお金を掛けた方が快適に動作します。

動画関係では、最近普及してきたブルーレイの高画質動画も、最新のオンボードチップであるG45クラスであれば
HD動画再生支援機能があるので問題なく再生することが可能です。

用途が2Dや動画再生ぐらいであれば、オンボードでも十分となります。

ただ、オンボードとビデオカードの性能の差は大きく、3Dベンチマークソフトの3DMARK06のスコアは
G45でも9400GTの半分以下となっています。

性能に余裕を持たすためや、3Dゲーム等、3D関係を扱うようであればビデオカードは必須となります。

特に最近ではネットの高速化や家庭用ゲーム機の高性能化等によりパソコンでのゲームが身近なものとなり、
コアなものだけではなく、DSやWiiのような幅広い層が楽しめるようなゲーム、ゲーム要素を取り入れた学習ソフトなんかも出てきたりしており、3Dが身近なものとなってきております。

そういった意味ではビデオカードを搭載しておいた方が安心かも知れません。
そして、ここで問題となってくるのがビデオカードのチップとメモリの容量です。

まずチップなんですが、チップメーカーはNVIDIAとATIが凌ぎを削っています。

一般的に、「発色のATI、ゲームのNVIDIA」と言われているのですが、今現在性能で選ぶのであればATI、
安定性ではNVIDIAに軍配が上がると思います。

ATIは昔からドライバ周りにクセがあり、「ベンチのATI」とベンチマークでは良い結果を出すものの実際の動作では
そこまでパフォーマンスを発揮できない状態を揶揄されることもありました。

最近では大分良くなってきたとはいえ、3Dベンチマークソフトの3DMARK06ではフリーズ(応答なし)となることが多く、
何度が実行し直さなければいけなかったりします(NVIDIAだと一発起動)。

ただ、NVIDIAは9800GTX+をGTX250にリネームするなど、旧来のものを新しく見せる「リネーム商法」が目立ちます。
9800GTも8800GTのリネーム品だったりするんですよね。

ATIはメモリにGDDR4やGDDR5といった高速仕様の規格を採用したモデルもあり、性能面ではATIが
少し先に進んでいるような印象です。

性能と発色のATIを選ぶか、安定性のNVIDIAを選ぶかは好みで良いと思います。

次にチップの性能ですが、動画再生で余裕を持たすぐらいであれば9400GT・HD4550クラスで十分です。
ライトな3Dゲームまでなら9500GT・HD4650クラス、本格的に3Dゲームを楽しむなら9800GT・HD4770クラス以上ですね。

9600GTやHD4670も3Dゲームを十分楽しめる性能があるのですが、ゲームの進化も早く、現在の最新ゲームは
9800GT・HD4770クラス以上が標準となってきています。

3Dゲームを楽しむようであれば、先を見て9800GT・HD4770クラス以上としておいた方が無難だと思います。

次にメモリの容量ですが、2Dだとメモリの必要容量は解像度×4(32ビット=4バイト)となるので
1920×1080でも7.9MB(1920×1080×4(B)÷1024(KB)÷1024(MB)=7.9MB)となるのですが、
3Dだとデータ量が一気に増え256MBでも足らなくなるケースが出てきます。

大体の目安としては、1280×1024で256MB、1680×1050で512MB、それ以上の解像度だと1GBですね。

ただこれにはチップの性能も関係してきて、例えば9500GTクラスに1GBのメモリを搭載しても、
そもそものチップが弱いので大きな解像度で3Dゲームを楽しむには向いていなかったりします。

1GBの容量を考えるのは、9600GT・HD4670クラス以上からで良いと思います。

メモリの容量は、コストパフォーマンスでは512MBがオススメです。ゲームでは解像度が選べる場合が
ほとんどで、1280×720の解像度が標準的となっています。

256MBでは1280×720の解像度でもチップの性能をフルに発揮できない場合もあるのですが、
512MBであれば余裕です。

1GBは画質にこだわる人向けですね。あるいは、GTS250やHD4850以上のハイエンドビデオカードの
性能をフルに発揮させたい場合には1GBをオススメします。

最後に、基盤のサイズに気を付けましょう。

ATIのものはそれほど気にしなくて良いのですが、NVIDIAのGTS250以上は基盤サイズが266mmと長いものもあり、
ケースによっては入らない場合も出てきます。

266mmのフルサイズビデオカードを搭載する時は、奥行きの長いケースを選択するようにしましょう。

当店取り扱いメーカーの特徴ですが、GIGABYTEはオーバークロック、ELZAは静音と小サイズ、SAPPHIREは
ATI専門による信頼性となっています。

GIGABYTEはオーバックロックモデルが多く性能は良いのですが、可変式のファンを採用しておらず、
ファンの音が大きめです。

GIGABYTEの製品であれば、ファンレスモデルかリファレンスクーラー(チップメーカー純正クーラー)モデルが
オススメです。具体的にはGV-N26OC-896Hとファンレスモデルですね。

ファンレスだと音は問題ないですし、純正クーラーだとどのメーカーでも同じとなります。
ファンレスモデルはオーバークロックされていないのですが、GIGABYTEのファンレスは良く冷えると評判です。

音を気にしないのであれば、GIGABYTEはオーバックロックモデルが多く、クーラーにZALMANを採用したモデルも
多いのでオススメです。

音を気にするようであればELZAですね。当店取り扱いのモデルは全て可変式のファンを採用しております。
ただ、ビデオカードのファンはサイズが小さいので、高回転になればそれなりに音が大きくなります。

音を気にされるようであればファンレスモデルを選択するのが一番だと思います(GIGABYTEがオススメです)。

ELZAでのオススメは、GTS250モデルのGLADIAC GTS 250 512MBとGLADIAC GTS 250 1GBです。
価格はちょっと高めなんですが、可変式ファンなのは良いですね。個人的にはオススメ品です。

SAPPHIREは「ATIといえばSAPPHIRE」と言われるくらい有名なメーカーです。
メモリにGDDR4を採用したHD4670 11138-17-20Rや、HD4870 GDDR5のVAPOR-X 11133-16-20Rがオススメです。

オンボードの場合、Vista・XP共にG31チップを使用したGA-G31M-ES2Lマザーボードがオススメです。

ただ、GA-G31M-ES2Lはデジタル出力ができないのと、動画再生支援機能がないので、用途に応じて
GA-E7AUM-DS2HやGA-EG45M-UD2Hを選択して下さい。

オススメは・・
XP ・VISTA 動画 / ゲームなし オンボードグラフィック GA-G31M-ES2L
Vista ・ 動画有り / ゲームなし オンボードグラフィック GA-EG45M-DS2H・GA-E7AUM-DS2H
XP&Vista ・ 動画 / ライトゲーム 9500GT HD4670
XP&Vista ・ 動画 / コアゲーム 9800GT以上・HD4770以上