メモリーの選び方

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メモリーの役割

メモリーは情報の一時保管場所です。CPUで処理をされた結果をメモリーに保管し、さらに参照などしています。そのため、CPUがいくら高性能でも、メモリーの容量が少ないと情報を保管することができず、処理速度が遅れがちになってしまいます。

 

具体的な容量は、Windows7/8.1だと2GB以上がオススメです。

 

Windows7/8.1はWindows SuperFetch という機能が搭載されており、通常の状態でもメモリーを多く活用しています。使用頻度の高いプログラムをメモリーの空き領域に事前に記憶させる機能です。

 

最近ではソフト側が大きな容量を要求することもあり、また64bitOSの普及等も手伝い、8GB以上積まれる方も増えていますが、32bitOSでは4GB(3.2GB前後)までしか認識できないのでご注意下さい。

転送速度とCASレイテンシ(CL)

メモリーは転送速度の違いで規格があり、今主流のDDR3-SDRAMは1066・1333・1600~と分かれています。数字が大きいほど高性能ですが、マザーボードにより対応の転送速度が異なってきます。

 

また、メモリーは非常にシビアなパーツで、転送速度が上がれば上がるほどエラー率が上がります。1600から上のモデルが該当するのですが、以前は1600定格動作のチップというものが無く(最近は1600定格チップがあります)、チップを選別して1600でも動くチップを搭載していました。

 

選別されてはいるもののエラーの起こる可能性は1333と比べて高く、当店では毎回メモリーテスト実施しているのですが某エントリーブランドの1600OCメモリーはほぼ全滅に近いエラー率でした。

 

現在当店ではチップメーカーであるMicronの子会社のCrucial製メモリーを採用しており、1600にもネイティブ(定格)で対応しているチップを搭載しているためエラー率は激減しています。また、最近のCPUは1600メモリーに対応しており、安定性も増してきています。

 

ただ、それでも以前を知っているだけに安定性を求めるのなら1333がオススメです。

 

転送速度の他に、CASレイテンシ(CL)というものがあります。これは遅延時間の目安で、数字が小さいほど遅延時間が少なく、動作速度が速いということになります。

 

DDR3-1333だとCL9が一般的ですが、1066になるとCL7になります。動作クロックが下がることで余裕が生まれ、遅延時間を短くすることが可能ということです。

 

DDR3-1600~のメモリーの注意点

現在カタログスペック(電圧とCL)通り問題なく動作するのはDDR3-1333までと思って下さい。DDR3-1600~になると、ブランドや容量、枚数にもよりますが、電圧やタイミングはスペック通りにならないことが多いです。

 

例えば1.5V電圧動作のものであっても1.6~1.65Vまで電圧を上げないと動作が安定しなかったり、CLやその他タイミングを調整しないとエラーが出るものもあります(当店取り扱いのCrucial DDR3-1600はCL11、1.5V動作)。

 

某エントリークラスのメモリーを使用していたときは毎回個別に電圧とタイミングを調整していました。現在当店取り扱いのCrucialは1600定格チップということもありスペック通りに動作しているのですが、メモリーは非常にシビアなパーツなので構成に応じて安定動作する設定へと変更する可能性があることはご了承ください。

 

DDR4の登場

ハイエンドのLGA2011-V3系のCPUとマザーボード発売と共にメモリーも進化してDDR4が発売されました。DDR3と比べると速度が大幅に進化し、DDR4のネイティブチップは現在2133となっています。DDR3で2133常用となるとまともに動かないと思うので、ネイティブでこの規格というのは驚くばかりです。

 

さらに消費電力関係も改善されており、1.2V動作となっています。DDR3が1333~1600で1.5V動作なので、速度の進化を考えると大きな改善です。これはおそらく性能の向上により動作クロックが下がったことが大きく貢献しているのではないかと思います。

 

メモリー メモリークロック
DDR3-1333 166MHz

DDR3-1600 200MHz

DDR4-2133 133MHz

 

ちなみにDDR3-2133のメモリークロックは266MHzなので、DDR4-2133は約半分の動作クロックで同等の転送速度を実現しているということになります。これだけ動作クロックが下がると安定性にも大きく貢献していると思われます。

 

メモリーの品質

メモリーの品質は動作の安定に繋がるので、ノーブランドは避けましょう。突然のブルースクリーンや、起動が出来なくなったりとトラブルが発生する原因になります。当店では以前はエントリークラスのブランドメモリーを使用していたのですが、エラー率が非常に高い時期があったのでハイブランドであるKingstonのメモリーに変更しました(エントリークラスのメモリーのその後のエラー率は使用していないのでわかりません)。

 

メモリーの選定に当たって国内で入手できるエントリー~ハイブランドのメモリーをほとんど試したのですが、エラー率が他のブランドとは確実に違います。

 

しかし、Kingstonはチップメーカーではなく後工程に特化したモジュールメーカーで、ネイティブ1600チップへの対応が遅かった為、再度チップメーカーの子会社であるCrucialに変更しました。

 

変更して約2年が経つのですが、エラー率は非常に低く、1600でも安心して使用できるメモリーだと思います。

 

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