Windows8がダメな理由 Win8の評価

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Windows8がダメな理由 Win8の評価

Windows8の発売から数週間が経過し、当店でも触る機会が増えたので評価してみます。
結論から言うと、Win8は当店のようなBTOパソコンには向いていないと思います。

大きく変わったインターフェイス(操作性)

Windows8の大きな特徴は、従来のインターフェースから大きく変わったインターフェイスです。
これまでのデスクトップ&スタートボタンを主体としたインターフェイスから、アプリケ-ション(ソフト)や機能のアイコンが並ぶスタート画面へと変更になりました。

 

これまでにもOSが変わるたびにユーザーインターフェース(UI)は変更が加えられており、XPからVISTAに変わったときも必要なものがどこに有るのかわからずに戸惑ったものですが、それでもデスクトップ&スタートボタンを主体とすることは変わりませんでした。

 

その後VISTAからWindows7への変更点はあまりなく、従来のデスクトップ&スタートボタンのUIはWin7で一つの完成形になったものと思われます。

 

そのデスクトップ&スタートボタンのUIをWin8では大きく変えてきました。

 

追加されたスタート画面とMetro UI

インターフェースが大きく変わった理由は、タブレットに最適化されたMetro UIと呼ばれるインターフェースが追加されたことに起因します。これまでのマウスやキーボードを使用する据え置き型のPCとは異なり、モニター部分だけのタブレットPCではマウスやキーボードを使用しません。代わりにタッチパネルを使うのですが、これまでのインターフェースだと不自由が発生してしまいます。

 

そのため、タッチパネルでの操作に最適化されたMetro UI(Windows RT)が追加されたのですが、ここでの注意点は融合ではなく追加であることです。

 

これまでのアプリケーション環境は、Win32 API(デスクトップ)と呼ばれるもので、Windows RT(Metro)はまったくの別物です。そのため、従来のWin32 APIでのアプリケーションはWindows RTでは動きません。逆もまた同じで、Windows RTではWindows Storeに登録されたMetroスタイルアプリケーションだけが動作します。

 

また、これまでは自由に配布されてきたフリーソフトですが、Windows RTの場合はWindows Storeに登録されないとインストールできません。

 

この、従来のWin32 API(デスクトップ)とWindows RT(Metro)の2種類のUIが存在するために、どちらのUIを選択するかのスタート画面も追加されました。

 

何をするにも一手間掛る

まずPCを起動すると出てくる画面がスタート画面です。デスクトップへ移動するにはデスクトップのタイルをクリックする必要があります。設定の変更でデスクトップを初期画面にすることはできません。

 

 

 

デスクトップ画面です。見慣れた画面ですが、左下にスタートボタンがありません。

 

 
スタートボタンが無い。

 

コンピューターに入るには、左下のフォルダアイコンをクリックしてエクスプローラーを起動させる必要があります。エクスプローラーが起動すると基本的にはWindows7と同じです。

 

スタート画面に戻るには、左下隅にマウスを持って行きクリックするか、右上/右下隅へマウスを移動させるとチャームと呼ばれるバーが出現します。ここでスタートをクリックするとスタート画面に戻ります。

 

 
マウスを右下か右上隅に持っていくとバー(チャーム)が出現する。実際にはマウスは画面から消えるぐらい移動させる必要があります。

 

 
スタートボタンを押すと最初のスタート画面へ切り替わる。電源ボタンはチャームの設定をクリックすると現れます。

 

 
設定をクリックすると電源が現れる。

 

これらはキーボードのショートカットキーを使うことで切り替えも可能です。Windowsボタンを押すとスタート画面になり、Windowsボタン+Cでチャームが現れます。

 

次にスタート画面での操作です。スタート画面の適当なところで右クリックすると、右下に「すべてのアプリ」ボタンが現れ、このボタンをクリックするとアプリ一覧が現れます。

 

 
適当なところで右クリック。右下に「すべてのアプリ」ボタンが現れる。

 

試しにコマンド プロンプトを右クリック。Win7ではすぐそばにメニューが現れ、管理者として実行出来たのですが、Win8では下にメニューが現れます。

 

 
コマンド プロンプトを右クリックすると・・・

 


右クリックメニューではなく下側にメニューが現れる。

 

Windows7よりも一手間掛るというのが漠然とでもわかって頂けたでしょうか?

 

まずマウスを隅へ持って行くのは手間が掛ります。デスクトップPCでは21~24インチぐらいの大きなモニターを使用することが多いのですが、チャームを出そうとマウスを右隅に持って行くのは非常に面倒です。

 

タッチパネルなら右隅から中央へスワイプさせればチャームが現れるので簡単だと思うのですが、マウスで操作するものではありません。スタート画面で右クリックメニューが画面下に現れるのも同様で、タッチパネルならポンっと触るのは簡単だと思うのですが、マウスを移動させるには距離があり過ぎます。

 

よく使うアプリは「すべてのアプリ」を押さなくても良いようにスタート画面に登録することができるのですが、何かを起動させようとするたびにスタート画面に移ると一々全画面表示になるので切り替えが煩わしいです。デスクトップ-スタート画面(アプリをクリック)-デスクトップorMetroと目まぐるしく画面が変わります。

 

Win8ならデスクトップにアプリのショートカットを並べるか、ランチャーソフトを使用したりショートカットキーを覚えるのが必須ですね。

 

次にMetro UIです。こちらはiPadなどで見慣れた感じのUIになっています。全画面表示が基本でメニューは上下に帯となって出現します。

 


Metoro UIで起動させたIE。

 

デスクトップで起動させたIE。こちらは従来のOSで見慣れた感じですね。

 

 

結論

Windows8はタブレットにもなるセパレート方式のノートPC用OSです。BTOパソコンのようなデスクトップPCや、通常のノートPC用OSではありません。また、タブレットPC用としてもWindows8にはPC用のデスクトップUIとタブレット用UIの2種類が入っており、タブレットPCでは従来のデスクトップUIは使い難いと思うので、タブレットPCならタブレット専用のOSであるWindows RTで良いと思います。

 

タブレットPCの特性を簡単に説明すると、読み込み専用PCです。Web閲覧/動画/静止画/音楽の再生など、アプリを起動させるだけといった用途に使用します。編集/管理がメインのデスクトップPCとは別物です。そのタブレットに特化したMetro UIも同様なので、Metro UIはタブレットのような簡易な操作をメインとする用途以外ではデスクトップPCや通常のノートPCには不要と断言して良いと思います。

 

Metroで出来ることはデスクトップでも出来ます。逆にデスクトップで出来ることがMetroでは出来ないことがあります。Windows8ではタブレット用UIのMetroが追加されたことにより、デスクトップ環境下では不要な動作が必要となりました。

 

「モニターがタッチパネル対応なら」と思われるかも知れませんが、デスクトップPCは基本モニターまで50~60cmぐらいは距離があると思います。常に手に持つタブレットや、距離の近いノートとは異なり、画面をタッチするために腕を伸ばすのは苦痛と思います。

 

設定でデスクトップ画面を初期画面に出来たり、スタートボタンがあればまだ良かったのですが、それだとWindows7と大差ありません。Windows8はデスクトップPCには向いていないと思います。

 

※Classic Shellというフリーソフトを導入することでデスクトップ画面を初期画面にしたり、スタートボタンを復活させたりすることが可能です。

 

ただし、あくまでもフリーソフトなので自己責任でお願いします。デスクトップを初期画面にして、スタートボタンがあればWindows8でも従来のOS同様に使用することが可能です。

 

ただ、それだとWindows7で良いとも思います。

 

Classic Shell 日本語版

http://classicshell.dnki.co.jp/

 

2012/11 BTOパソコンショップ BTO高知

外部記事

マイクロソフト公式
Windows8 使い方
Windows8 ユーザーズガイド

ユーザーズガイドではよく使われるショートカットキーを記載した壁紙を配布しています。
「ショートカットキーを覚えて」ということですね。

 

Windows8 エディションの比較

「以前のバージョンの Windows で使っていたプログラムを実行します。***」

 

Windows RTに印の付いていないこの項目がこれまでのWin32 API(デスクトップUI)アプリになります。
「以前のバージョンのWindows」というのが嫌な表現ですね。これからはMetro UIが主流になるのでしょうか。

 

新しいPC

マイクロソフトの新しいPCには当店のような据え置き型のBTOパソコンは掲載されていません・・(泣。

 

タッチ、スワイプ、タップなど

 

やっぱりWindows8はタブレットPC用のOSだと思います。


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