サウンドカードの選び方

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サウンドカードの選び方

サウンドカードの選び方は非常に難しい問題です。「音」というのは人それぞれに好みがあり、表現も「中音が厚く」や、「高音域がクリア」といった主観的なものになってしまうからです。

 

そこで、音色の傾向とは別に、一つの指標であるD/Aコンバータ(DAC)のS/N比でオススメを紹介したいと思います。

 

まずはエントリーの紹介です。S/N比はすべてD/Aコンバータの数字で統一しています。
製品としてのS/N比ではありません。

仕様紹介

 

ONKYO
製品名 サウンドコントローラー DAC S/N比

SE-90PCI

VIA Envy24MT WM8716 112dB

SE-200PCI LTD

VIA Envy24HT WM8740 120dB

 

AUDIOTRAK
製品名 サウンドコントローラー DAC S/N比 ADC S/N比

PRODIGY HD2 ADVANCE

VIA ENVY24HT-S AK4396 120dB AK5357 102dB

PRODIGY 7.1e X-Fi Audio

CREATIVE X-Fi AKM4358 112dB AKM5358 102dB

 

ESI
製品名 サウンドコントローラー DAC S/N比 ADC S/N比

PRODIGY7.1 HiFi

VIA Envy24HT WM8776 108dB WM8776 102dB

 

ASUS
製品名 サウンドコントローラー DAC S/N比 ADC S/N比

Xonar Essence STX

ASUS AV100 PCM1792A 127dB CS5381 120dB

 

INFRASONIC
製品名 サウンドコントローラー DAC S/N比 ADC S/N比

QUARTET

Envy24HT-S AK4620B 115dB AK4620B 113dB

 

サウンドコントローラーの傾向

こうしてみるとサウンドコントローラーはVIA Envy24系の採用が目立ちます。Envy24MT/ENVY24HT-S/Envy24HTの違いは入出力Chの違いで、解像度/サンプリングレートはすべて24bit/192kHzとなっています。

 

サウンドコントローラー 入力/出力Ch

Envy24MT

2/2

ENVY24HT-S

2/8

Envy24HT

4/8

 

サウンドコントローラーの特徴としては、Envy24系は音楽鑑賞、CREATIVE X-FiとASUS AV100はエフェクトに強く、ゲーム関係に向いています。

 

S/N比は高ければ高いほど良いので、単純に数字だけ見ると127dBのASUS Xonar Essence STXが抜けています。
録音用のA/DコンバータのS/N比も高いですね。ASUSは価格よりも品質を重視する印象があるのですが、サウンドカードでもその姿勢は変わらずです。

 

D/Aコンバータは今回のなかでは唯一TI社のBURR BROWNを採用しています。

 

あとはONKYO SE-200PCI LTDとAUDIOTRAK PRODIGY HD2 ADVANCE。高品質サウンドカードの両雄譲らずです。採用コンバータはSE-200PCI LTDがWolfson、PRODIGY HD2 ADVANCEは旭化成エレクトロニクスとなっています。

 

WolfsonはBURR BROWNと双璧を成すD/Aコンバータのブランドです。旭化成エレクトロニクスも数多くのサウンドカードに搭載され、音質には定評がありますね。

 

まとめ

 

数字から比較すると音楽鑑賞&ゲーム両用可能なASUS Xonar Essence STXが一番のオススメでしょうか。
次点で音楽鑑賞にはSE-200PCI LTD or PRODIGY HD2 ADVANCE。ゲーム用途にはPRODIGY 7.1e X-Fi Audio。

 

特異なサウンドカードとしては、INFRASONIC QUARTET。こちらはDTM向けのサウンドカードとなっており、D/A・A/D両用のコンバータを採用しています。S/N比は目立った数字ではありませんが、両方ともに高いレベルでまとまっています。

 

現在も生産されているのかは微妙なところではありますが、DTM用途となると他に選択肢が少なく、ほぼ一択の状態です。

 

おまけ

最後に、サウンドカードの力というのはそれほど大きくはありません。「音」の場合は基本的に出口を重視します。なので、サウンドカードの前にスピーカーやヘッドフォンにお金を掛けるべきです。

 

1500~3000円前後のスピーカーから15000円ぐらいのスピーカーに変えた時の変化を10とすると、サウンドカードはSE-200PCI LTDで4~6ぐらいの変化だと思います。

 

色付けが強いサウンドカードだともう少し変化があると思いますが、出口であるスピーカーやヘッドフォンが良くないと音の変化も分かりません。

 

ちなみに僕はSE-200PCI LTDにFOSTEX PM0.4を使用しています。スピーカーは専門的なメーカーであるYAMAHA/FOSTEX/M-AUDIOあたりがオススメです。

 

スピーカーにしてもサウンドカードにしても、新製品発売のサイクルが長いので、購入するのであれば多少高くてもそのとき一番と思われる製品の購入をオススメします。あとから「やっぱり○○にしてたら良かった」なんて後悔もしないですしね。

 

注意事項ですが、サウンドカードは安定性に欠ける場合がございます。また、サウンドカードを取り付けるとWindowsの音量の調節が出来ない場合がほとんどです。

 

  
例・SE-200PCI LTD。ミュートにしても音は出ます。音量の調節は効きません。

 

Media PlayerやYouTubeなど、プレイヤーでの音量調節は効きますが、録音レベルが異なると最大にしても音が小さかったり、最小にしてもうるさかったりします。そうなるとスピーカー側で音量を調節する必要があるので、使い勝手は落ちると思います。

 

安定性のリスクについてはTV/ビデオキャプチャーやサウンドカードについてを参考にして下さい。
PCオーディオ ノイズについても一読をオススメ致します。

 

2011/2 パソコンショップ BTO高知


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