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電源の選び方

電源は壊れやすく、非常に重要なパーツ
電源の選択はBTOパソコンでもっとも難しい問題です。CPUを頭脳に例えると、電源は心臓にあたります。そのため、極力品質の良い電源を使うことが望ましいのですが、性能に直結しないためワット数のみ気にしがちです。

電源の品質は性能には直結しませんが、製品寿命に直結します。電源は意外と壊れやすいパーツで、しかも電源が壊れると他のパーツまで一緒に壊れてしまう可能性が高いので注意が必要です。

BTOでは価格を抑えるために品質の低い安価な電源が使われることが多いので注意しましょう。
ケースについても参照下さい。

しかし、本当に品質の良い電源は、それだけで3~5万円してしまいます。そのため、品質とコストのバランスを考えないといけません。

品質のポイント
品質のポイントは、使用コンデンサのメーカーと耐熱温度、CPUやビデオカードに電力を供給する12Vラインのワット(アンペア)数、電源変換効率です。

エアフローを考えれば着脱可能なプラグ式かどうかも重要ですが、この辺は配線でどうとでもなるのであまり気にしなくて大丈夫です(当店にお任せ下さい!)。

まず使用コンデンサですが、一番良いのは日本製105℃です。逆に劣るのは海外製の85℃なんですが、日本製のコンデンサは高いのでそれだけ電源の価格も高くなります。

大体1万5千円~ぐらいでしょうか。

コストとのバランスを考えると、105℃であれば問題ないとするべきでしょう。コンデンサの耐熱温度は製品寿命に直結するので85℃は極力避けるべきですが、一次側のコンデンサは品質の良い電源でも85℃が使われていることがあります。

次に12Vラインのワット(アンペア)数です。現在の電源の仕様では、12Vラインが消費電力の大きいCPUやビデオカードに電力を供給しています。そのため、総ワット数が大きくても12Vラインのワット数が低いと動作が不安定になったりします。

例えば、総出力が620Wでも某電源の12Vラインは384Wしかなかったりします。

総出力が450WのCOOLER MASTER RS450-ACAAD3は12Vラインが420Wあるので、某電源より総出力は少なくても実質的な性能はそれ以上となります。また、ANTECの550W、TP-550APは12Vラインが540Wあるので、CPUやビデオカードに消費電力の大きいモデルを使用するのであれば、某電源より総出力は少なくてもTP-550APの方が有利です。

当店ではできるだけ出力特性の高いモデルを取り扱っています。

電源変換効率は、消費電力に直結します。消費電力以外にも、低発熱・高寿命(熱による劣化が少ない)というメリットがあります。一番は80PLUS認証で、80PLUSは電源に対する負荷率が20%~100%のときに80%以上の電源変換効率という厳しい基準をクリアしないと認められません。

ワット数について
ワット数は標準構成であれば総出力が350Wもあれば十分です。

標準構成の消費電力実数値はアイドル 40W前後、高負荷 100W前後です(i3 2100~i7 2700Kモデル)。必要電力のほとんどを占める12Vラインは電源負荷率を70%以下に想定すると高負荷100W÷0.7=142.8W必要です。標準搭載電源の12Vラインは420Wと高出力モデルなので、各種増設も余裕です。

電源の変換効率は50%前後の負荷率がもっとも良いとされておりますが(12Vライン420Wなら210W)、80PLUS認証の電源なのでアイドル時の低負荷状態でも効率に優れています。

ただ、ビデオカードは消費電力が高いので、ビデオカードを増設する際は電源もさらに上の出力モデルに変更することをオススメします。CPU内蔵グラフィックスであれば300~350Wで十分ですね。

当店選択肢の電源
電源の選択には非常に悩みました。新CPUであるSandyBridgeにはグラフィックス機能が内蔵されており、3Dゲームなど高負荷を掛けない用途であれば省電力がトレンドとなっています。

しかし、電源は逆に高出力を求める傾向にあり、300~500Wの低出力モデルは生産終了が相次ぎ選択肢が少ない状態です。おそらくではありますが、価格競争が激しくなってきているので単価の取れない低出力モデルは切り捨てられている状態だと思います。

コストと品質のバランスのとれた650W CMPSU-650TXV2JPを標準構成にしようかとも思いましたが、650Wではあまりにもレンジが違います。電源は50%の負荷率が一番効率が良く、80PLUSの基準も20%からとなっています。650Wでは高負荷時でも20%に届くかどうか、アイドルだと10%にも届きません。

400Wでオール日本製105℃コンデンサの玄人志向 KRPW-J400Wにしようかとも思いましたが、メーカー保証期間が1年と3~5年保証が増えてきている電源としてはあまりにも短かすぎます。

悩みに悩んだ結果、標準電源にはCOOLER MASTERの450W電源、RS450-ACAAD3を採用しました。コンデンサは不明なものの、メーカー5年間保証が付いており、80PLUS BRONZE認証、12Vラインも420Wと標準以上の高出力を誇ります。

W数、価格、80PLUS BRONZE認証、メーカー5年保証とトータルバランスではベストバイに近いと思います。

その他オススメの電源は、CORSAIRとANTEC TPシリーズです。
両方ともにリターンレートの低い高品質メーカーとして有名で、メーカー保証も5年間となっています。

ただし、CORSAIRのTXシリーズはV2になってからファンの騒音がうるさくなりました。騒音を気にされるようならCOOLER MASTERかAntecがオススメです。

CORSAIRでもHXやAXシリーズは静かです。

ちなみに650W電源でも常に650W使用するわけではなく、必要電力+α(電源変換効率など)を使用しています。なので、容量の大きな電源を搭載しても消費電力はさほど変わりません。

消費電力は気にせず十分な容量の電源を選択しましょう。

オススメは・・・
CPU内蔵グラフィックス~GT430クラス:450W RS450-ACAAD3
ビデオカードGT550クラスまで:550W RS550-ACAAD3 TP-550
それ以上:650~750W RS650-ACAAD3 RS750-ACAAD3:TP-650~750:CMPSU-750HXJP CMPSU-750AXJP




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